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小説作法ってなんだろう?

 そろそろ、どなたかから「お前誰やねんッ」っていうツッコミが入りそうで怖いです。どうも史間です。ご無沙汰すぎて面目ないです。このサボり魔を、どうかいじめないでやってください。いろいろ、もろもろ忙しいフリをしております。「さくさく」の感想も書いてまとめるところまでに至らず……。反省しております。

 大山さんに若夏さん、ブログ記事楽しく拝見いたしました♪ 「恋」や「時間の感覚」などのテーマ、とても読み応えありました! 管理人が増えて、記事の内容にも幅が出てきましたね~。複数人の視点が入ることは、「偏らない」という点でも、とてもよいことだと思います。コメント欄に書き込んでくださる方も増えているようで、とてもとても嬉しいです。コメントも含め、全員でわいわいやっていけたらいいですね。

 さて、私が今回あげたタイトルですが。
 これ、物書き集団の中に放り込む題材としては、爆弾ではないかと(笑)。小説作法については、これまでも様々な場面で論じられてきましたが、けっきょく「自分に合うか、合わないか」に落ち着き、「正しいか、まちがっているか」ではないんだな~という感想だけが残ります。

 じゃあ、なんで話題にしたかというと。
 今朝の新聞でこんな一節が取り上げられていたのを見かけたので、記事にしてみようかな~と思った次第です。

小説家たらんとするものは自動車学校を卒業せざる運転手の自動車を街頭に駆(か)るがごとし。一生の平穏無事なるを期すべからず」(芥川龍之介・小説作法十則)

 なんだか命がけ!
 いや、待てよ。当時の交通事情は現代とはまた違うから、ニュアンスが異なるのでは。それならば、私の脳内を介してわかりやすく変換してみます。

物書きたらんとするものは馬術の鍛錬をろくにせざる藩士の手綱ひく荒馬に主君を押しあげるがごとし

 やっぱり命がけ!(下手したら切腹!)
 いや、時代遡ってる。逆にわかりにくくなってる。失礼いたしました。初めてお目にかかる皆様、私こんな奴ですので。ひかないで。

 前置きと冗談はここまでにいたしまして。芥川が「小説作法」なるものを書いていたことを知りませんでした。ちょっと意外でした。
 全文は青空文庫で読めますのでリンクを貼りました。→「小説作法十則
 小説技法ではなく、心構えというか、もっと言えば芥川自身の思う作家の心構えだと思うのですが。
「文芸は文章に表現を托する芸術なり。従つて文章を錬鍛するは勿論小説家は怠るべからず」なんて、そりゃそうだという内容ですし、いやいやそれはどうだろうという一節もあります。で、けっきょくは「所詮小説家になり得るものはなり、なり得ざるものはなり得ざるべき乎」なんですよね(笑)。でも面白かったです。
 また、
 菊地寛「二十五歳未満の者、小説を書くべからず」(「小説家たらんとする青年に与う」より)※青空文庫へのリンクを貼っています。
なんてものもありました。
 これもまぁ、人それぞれです。若くして素晴らしい作品を書かれている方もいますし、手がける作品によっては若いうちでなければ表現できないこともあるかもしれません。
 私は、学生時代は小説が書けませんでした。中学生の時に短編2作ほど書いて、うわー書けないわー才能ないわーって筆を放り投げ、以後遊びまくって再び書き出したのは社会人になってからでした。諦めが悪かったといいますか。ちなみに中学時代の作品ですが、1作だけ「さくさく」に掲載させてもらってます(笑)。

 テクニック的なところより、心構えといいますか、そういった文章なら他にもあれば読んでみたいですね。例えば文豪たちが遺した小説論と彼らの人となりを比べながら読んでみるというのも面白そうです。

 皆さんが、小説を書くにあたって「これだけは大事にしている」ことなんかも、ぜひ伺ってみたいものです。

(追記)「小説作法十則」の中に「戞々たる独造底の作品」って出てくるのですが、この正確なニュアンスってわかる方いらっしゃいますかね。「ばりばりに独創的な作品」って感じでいいのでしょうか。教えてください~。 
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脱稿日に打ち上げをする

>史間さん

こんにちは。
すごく面白そうなお題を有難うございます。

私の場合、脱稿した日に「ひとり打ち上げ」をするのが
まず何よりも作法になっていますね。
脱稿した直後の解放感を肴に、一献かたむける。
お気に入りのひとときです。

ちょっとお題をとり違えている気もします(笑)が、
要するに、「書いた本人が後味の良い作品を書く」
といったところでしょうか……?

おおお、それはいいですね!

>宮島さま

こんにちは〜。
「ひとり打ち上げ」いいですね、素敵なお答えありがとうございます♪ 脱稿した後に酒を楽しむ余裕がおありというのが、何よりすばらしいなぁと思います。私なんてね……脱稿後は意識不明なんですよ……(アカン)

書いた本人が後味の良い作品。というのは、なかなか興味深い。納得できるものを書いてこその充実感ってことなのでしょうね。

私も、宮島さんのように余裕のある執筆を心がけたいと思います!

えぇと。

>史間さん

史間さんの記事upされないなぁと思っていたら、発見しておぉ!と期待して読んで、面白かったです。小説作法、うぅ~ん、難しい。これは書くことをやっていけばいくほどに分からなくなっていく、あのいわゆる、泥沼というやつではないでしょうか?平穏無事など望めない・・・・・・。泥沼でしょう、まさしく。ですが、そこへあえて進んで突っ込んでいく若武者あり、老練の武者あり、摩訶不思議な泥沼で、これは世界七不思議の内でも最上級なものなのでは?あれ?なんの話だったかな?ああ、小説作法!分かんないですよ、もちろん。笑いの神様ならぬ、堅物の筆の神様?キーボードの神様?ふざけすぎました。もう止めます(反省)まあ、でも、泥沼でもなんでも、それが生きることである以上、やると決めればやる、それだけでしょうか。また、記事載せたいと思います。ではでは、楽しい記事ありがとうございました。
  • 大山日文
  • 2014/02/17(Mon)22:53:15
  • 編集

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文学市場は1994年設立のジャンル不問文芸同人サークルです。毎年3回、同人誌「さくさく」を発行しています。
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