さくさく–文芸同人サークル文学市場のブログ–
例会報告と例会予定と新会場について
菊枝です。
もうすぐ6月の終わりです。
もうすぐ2016年も半分が終わります。
年始に立てた抱負はどれだけ達成できていますか?
もうそろそろ来年のことを考え始めていたりしますか?
抱負なんて気にせず自由に生きていますか?
何をするにも体が資本。
梅雨を越えれば本格的な夏到来かと思いますが、体調に留意して元気な毎日をお過ごしくださいませ。
ではでは、6月の例会報告と7月の例会予定を掲載しましたのでその連絡です。
新会場についても記載しています。
手話と人肌
こんにちは。若夏です。
6月に入り、一週間。そろそろ梅雨も本格的になる頃でしょうか。静かな部屋の中でじっと窓越しに降る雨を眺めている時、皆さんは雨に何を聴きますか。先日「Listen」という映画を観て、視る「音楽」があるというのを知りました。今回はその、視る「音楽」について紹介させてください。
「Listen」はろう者が、手指、顔の表情、体全体を駆使して「音楽」を表現する映画で、バックミュージックや語りは一切なしの視覚だけに訴える60分間の無声映画です。巧みな手指の動き、あらゆる方向に捻じったり、揺り動かす体、何か迫るものがある表情は、ダンスや舞踊と言えるかもしれませんが、そのパフォーマンスをしている、ろう演者にもちろん、音は聞こえません。身体がつくる空間に音はないのに、何かがあると感じさせ、見入ってしまう作品でした。出演者の中に流れ去る雲や、河原で肌を触れる風や、海辺の夕日に時間の経過を感じて、その中で心に湧くものを表現すると言っている人がいました。聴者の音楽にもリズム・テンポ・抑揚はありますが、ろう者の音楽も時間の中で心臓の鼓動が高鳴ることから生まれるのでしょう。聴者にとっての音楽体験は「音」という音階などに一般化されたものを、耳から受け取るという体験ですが、ろう者にとってそれは、視覚と触覚でとらえる外の世界と自分の内的世界が呼応、共鳴する時、自発的に生まれるというのが分かりました。一人のろう演者が繊細な手指とともに、眉、目、口を動かし、そこに空間をつくると、その場にシンクロするように一人、もう一人とパフォーマーが増えていく様子は、まさに合奏であり、自分と他者が「何か」でつながっている、「何か」を共有していると思わせる映像でした。上映後、監督が「日本手話を母語とする私達ろう者は相手の手に宿る『気』、というか温度みたいなものを感じることがある」と述べていましたが、そこには、確かに、身体がもつ表情、オーラ、温度などが存在しているように感じました。
会場変更予定と例会報告と例会予定
天候や気温はそんな風にどっちつかずですが、それを楽しめるぐらいの余裕を持てればいいなと思いつつなかなか持てずにいる菊枝です。
こんにちは。
5月の例会報告と6月の例会予定を掲載しました。
また、今回は会場に関する大事な連絡がございます。
4月の例会報告と5月の例会予定
皆様、こんにちは。
4月が終わり、5月となりました。
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか。
大型連休を満喫されている方、なにかに追われて穏やかには過ごせない方、様々いらっしゃるかとは思いますが、とにかく未来に繋がる日々を過ごされていることを心より願います。
「嘘」
こんにちは。若夏です。
4月に入りました。新年度を迎えるにあたり、いかがお過ごしでしょうか。
1日はエイプリルフールでしたが、皆さん、「嘘」はつきましたか。
といって、思い出せたらすごいですよね。私達は人間関係を上手く成り立たせるために、一日に何回も無意識のうちについているらしいです。相手を喜ばせるためにお世辞を言ったり、元気づけるために本当のことを隠して違うことを言ったり、自分の失敗を、都合のいいように自分なりに解釈したり、出来なかったことへの言い訳をしてみたり、数えたらキリがないほど、嘘をついているようです。適度な嘘は人が付き合う中で学習してきた知的能力の結果であり、心の健康を表しているのかもしれません。
そこで、良い嘘と悪い嘘ってあるのでしょうか。そんなことを考えてみたくなりました。
このblogについて
ブログ「さくさく」では、文学市場の同人が、例会の様子や文学について、などゆる〜い感じで紹介します♪
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管理人
東京在住です。
文学市場に入会してまだまだ日が浅いですが、先輩後輩の概念がない誰もが平等なサークルなので、出しゃばりつつ口滑らせつつ明るく楽しく活動しています!
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京都在住の同人です。合評会にはたまにしか参加できないため、主に雑記に現れます。「さくさく」では今のところ歴史・時代小説を書いていますが、青春物やファンタジー、童話なども書きます。
趣味はエレキギターと剣道とカメラ。文学と町歩きを絡めながら、のんびり雑記をめざします♪
産みの子である作品が評価される合評会。毎回おののきつつ参加、というのは丸っきりの冗談で、褒められること批判されることありの大勉強会に感謝感謝です。小説を中心に、詩や戯曲を物する、自称「書生」?の若手?も更新します!
東京在住です。
月一の合評会では先輩方の才気に富む意見に刺激を受けながら、まだまだ執筆経験は浅いですが、もの書きを目指しています。
「さくさく」には短いエッセイを載せています。
踊りによる自己表現にも興味があり、将来、文章と踊りを融合させた作品を作れたらと小さな夢を抱いています。